とちぎ発達障害研究会(TODDS)2007年度第一回定例会(6月)+第二回定例会(9月)~ノースカロライナのこと

「ゆに~く」立ち上げ時のメンバーで、その後、栃木の方に引っ越しされたOさんのレポートです。(二回分です。)

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こちらに転居してから宇都宮大学の梅永雄二教授主催の「とちぎ発達障害研究会」に入会しました。
梅永先生は、自閉症者の就労に関して啓蒙されている方で、NHKのハートをつなごうにも出演されてました。
先月行われた定例会の内容を報告したいと思います。(2007年6月)

梅永先生は現在、アメリカ ノースカロナイナ州 アッシュビル に行かれています。
ここは、自閉症児者に対しての教育・福祉サービスが充実している地域なのだそうです。
梅永先生をたずねて、アッシュビルを視察にされた研究会のメンバーからの報告が主なテーマでした。
アッシュビルでは「TEACCHアッシュビル地域センター」が中心となり、自閉症者の自立を目的に一生を通して必要なサービスがなされているそうです。
教育に関しては
・公立の小学校・中学校に「自閉症のクラス」「知的障害のクラス」などがあり、メインの教師とサブの教師などで担当している。
・担当する教師はTEACCHのトレーニングに参加したりして研修している。
・センターのセラピストの方々が各学校を訪問してコンサルテーションも行う。
・地域の教育委員会(のような組織)の方々も関わって支援会議を開いている。
・一人一人スケジュールが違っている。日課(どんな教科を)も時間(どれくらいやるか)も違う。
・視察した小学校の自閉症クラスは6人で全員知的障害がなく、メインとサブの教師がおり、それぞれのスケジュールによって通常クラスに通級している。
など、一人一人に合わせたTEACCHプログラムにより教育がなされており、中学校・高校・社会への連携がされていくとのことでした。

詳しくは、今秋梅永先生が帰国されますので、おそらく各地で公演されるのではないかと思います。
教育から就労までのシステムを学んでの帰国ですので、もし機会がありましたら参加をおすすめします。

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先月、宇都宮大学の梅永先生の帰国公演に行ってきました。(2007/09/24)
梅永先生は1年間 ノースカロライナ大学TEACCH部に留学、研修を受けられました。

ノースカロライナ州は世界で一番、自閉症支援がすすんでいるそうです。
9つのTEACCHセンターがあり、診断から、家庭 学校 就労 居住 余暇 までのサポートがセラピスト達によってなされているそうです。
小学校では普通校の中に自閉症クラスがあり、児童6人に対し、担任、サブ担任と教科によっては専科の教師がつくそうです。
自閉症クラス・普通級の行き来や教科、進みかたも個人の状態に合わせ、TEACCHセンターのセラピストと連携を取りながら、行っているとのことでした。
高校は3年で卒業するのではなく、就業のスキルがつくまで最長6年在籍できるとか。自閉症に特化した職場もあるそうです。

私が一番感銘を受けたのは、「親亡き後の生活支援が大事」だということです。
そのために、親が元気なうちから、グループホームやアパートメントで生活できるようにサポートされるシステムがあるということです。
どんなに自立していても、詐欺や犯罪に巻き込まれるケースがあるため、何らかの支援が必要だという話は、大いにうなずけました。

そのために、発達障害センターがTEACCHセンター的機能を持つことだと梅永先生は言われていました。

夢のような支援がなされているところがあり、そこで学ばれた先生が日本にいるというのは、心強いと思いました。
もし、東京でも公演される機会があったら、聴いてみてください。きっと、希望がわきますよ。


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